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慢性痛の原因。お教えします!②

皆様いつもご利用ありがとうございます。
インフルエンザの流行も予想されています。
お気をつけてお過ごし下さいね。

さて慢性痛の原因は“緊張”である、と言うお話をさせて頂きました。

その前にもう少しだけ慢性痛に関して説明させて下さい。

まず、このわかりにくい慢性痛、これを研究しているお医者さんたちが世界中にいらっしゃいます。
その人たちが集まって国際疼痛学会という組織を作って慢性痛や痛み全般の研究をしています。

肩こりや腰痛は国際的なテーマなのです!

その国際疼痛学会が慢性痛を定義しています。

「疾患の治療に要すると期待される期間を超えて持続する痛み」

慢性痛とは長く続く痛み、ということです。
期間に関しては3か月以上と言われていますが、もっと早いものもいっぱいあります。

さらに日本慢性疼痛学会は
「その原因は1つじゃないですよ。主に3つの要因が混ざっていますよ」
と説明しています。
その3つとは以下です。

1, 侵害受容性
2, 神経障害性
3, 心理社会的

ではこれらをわかりやすく説明します。

1, 皮膚、筋や腱、関節などにある痛みセンサーが刺激されて生じる痛み。
2, 神経が刺激されたり、神経自体が誤作動を起こすことで生じる痛み。
3, 社会的ストレスや不安など心理的な影響が考えられる痛み。

あんまりわかりやすくなかったですね。
もう少しわかりやすくしてみます。
ここからはぼく個人の解釈も入ります。
疑問やご意見ありましたらお聞かせください!

1は“肉体的=カラダ”の痛み
3は“心理的=ココロ”の痛み
2はそのカラダとココロを結ぶもの。両方にまたがるものです。

つまり慢性痛には大きく分けてカラダによる原因とココロによる原因の2つがあるということです。
この2つは別のものではなく2つで1つです。
肉まんは皮と餡に分けられますが、皮と餡で肉まんです。
慢性痛もカラダの要因とココロの要因で慢性痛なのです。

重要ポイントです!

慢性痛の原因はひとつではない、
それはカラダとココロにある、
ということです。

そう。
そして前回のポイントに戻ります。

慢性痛の原因は緊張です。
また原因はカラダとココロにあります。
ゆえに慢性痛の原因はカラダとココロの緊張です!

では次回、あらためて“緊張”について説明します!

オーム・シャンティ

参考資料:慢性疼痛診療ガイドライン