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インドの思い出6

皆様こんにちは!
雪による被害はありませんでしたか?
引き続き、運転や徒歩でのご移動、お気をつけて下さい。

ではインドのお話です。

インド人の服装の変化と共に感じたのは、やはりスマホの普及率の高さでした。
日本で見る光景と変わらず、至る所で人々はスマホに夢中でした。
その為か、パハールガンジなどの観光スポットを歩いていても、以前より物売り(大抵はマリファナ売り)に声をかけられる事が少なくなった様に感じました。
インド名物と言えば悪いインド人(決して悪気は無いのですが)なので、これはこれで少し寂しくもありました。

また、インドを旅する上で避けて通れない現実として、物乞いやストリートで生活している人達の問題があります。

ご存じの通り、インドは貧富の差が激しい国です。
金沢に住んでいると路上で生活している人を見る事はあまりないです。
東京にはオリンピック開催が決まってからは減ったものの沢山の路上生活者がいました。
大都市の持つ光と影でしょうか。

ただそういう東京の路上生活者は高齢の方が多く子供はまず居ません。
しかしインドには、幼い子供を含めた一家全員がアスファルトの上で寝泊まりし、子供は道行く人に喜捨を求める事を言わば生業にして生活している家族がいっぱいいます。

これには、久しぶりのインドだったぼくにはかなりショックでした。
「親」になってから初めて訪れたインドで、自分の子供と変わらない位の年齢の子供たちがアスファルトの上で寝泊まりし、やせ細った細い腕を差し出して喜捨を求めてくるのを見るのはとても辛い物でした。

インドを訪れたばかりの頃は、こっちも意地になって喜捨を求められても頑なに拒否していました。
全員に渡す事が出来ないのも嫌でしたし、偽善的な行いにも疑問を感じていました。
ただ、差し出される手を見て見ぬ振りをし、歩き去らなければ行けない自分に無力感や嫌悪感を持ち、また、そんな感情を持ってしまう事自体が自分の弱さだと思って落ち込んでいました。

どういう風に接するのが良いのか?
正解があるわけではありませんが、今回の旅に当たって、ぼくは考えていました。
いや、別にそんな大した事じゃないんですが。

・・・続きます!

ちなみに新年1/3の空港での写真です。


OM SHANTI SHANTI SHANTI!