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マインドフルネスのススメ②


皆様こんにちは。
今日は「歩く瞑想」の一つをご紹介いたします。

まず立って両足の足の裏の感覚に集中します。
どんな感覚でもOKです。
かかとに体重が乗っている。
いや指先側に乗っている。
内側に乗っている、
いや外側、右と左の違い・・・

コントロールしたり修正したりしようとしなくて良いです。
正解も不正解もありません。
ただ感じてくれれば良いのです。

そんな感覚に集中することなど今までなかったはずです。
ですから、すでに今まで気づいていなかった感覚に気づいたかもしれませんね。

次は好きな方の足を一歩前へ進めます。
そしてその足の裏の感覚に集中します。
両足の時と違いフラフラしたり、前のめりになったりするかもしれません。

それもOK!

ただその状態に気づきます。
好きなだけその状態を楽しんでください。

そしたら反対の足も同じように進め、感覚に集中します。
これを繰り返します。

意識はとても好奇心が強く、気が付いたら足の裏以外に集中しちゃっているかもしれません。
そういう時は集中が途切れていたことに気づきます。
それも立派な瞑想。
何億回でも気づきます。
そして足の裏に集中を戻します。

今日はぼくも大乗寺へ瞑想しながら歩いてみました。
芝生の上では裸足になって足の裏で芝生を感じます。
片足の体重をかけると芝生のチクチクした感じがします。
場所によって地面が固いところとフワフワしたところがあります。
下りの斜面では無意識に足を踏ん張らせています。
登りでは体重を前に前にかけようとしています。

一歩一歩いろいろな感覚が起こっていることに気づきます。 
なんとその感覚の豊かさ!
一瞬の豊潤さ!

過去の後悔から離れ、
未来の不安からも離れ、
今とここにのみ集中することで、
わたしたちはおびただしい恩恵にあずかれます。

わたしたちは急ぎ過ぎて、またどこかに行かなければという強迫観念に追われ、少々疲れてしまっているようです。

前に進めた足はもうどこにもむかいません。
その一歩が目的地です。
一歩一歩わたしたちは到着します。
そしてその一歩にくつろぎます。

一歩歩いて、到着。
そこに帰ります。
そこは我が家。
我が家が一番くつろぎます。

もう一歩歩いて、到着。
そこも我が家。

感覚が拡張されて足の裏だけではなく足全体や身体全体の感覚を感じるかもしれません。
その時は全体を感じていることに気づきます。
空や樹々の美しさに目をとらわれているかもしれません。
その時はその美しさに気づきます。

お仕事中、机から洗面所に向かう際、車から降りてコンビニに入る際、いつでもどこでもできますよ。
ご不明な点などはいつでも質問してください!

オーム・シャンティ・シャンティ・シャンティ